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People 社員インタビュー

CG アーティスト

CG Artist

STAFF INTERVIEW

レーシングカーのボディデザイン設計会社勤務を経て2016年に来日。2017年に正社員としてポリフォニー・デジタルに入社。『グランツーリスモSPORT』よりコースチームでCGアーティストとしてコースデータキャプチャーとコース制作を担当。

  • 幼少期からエンジニアリングとデザインに興味を抱く

    私はイギリスのブリストルという町で生まれました。父がレースシミュレーションゲームが好きだったため、子どもの頃は父のPCで『Grand Prix 2』を遊んでいました。それ以来クルマのゲームが大好きで、自分の「プレイステーション」を手に入れてからは「グランツーリスモ」に夢中になりました。

    ブリストルにはエアバス社の拠点があり、私の父を含めて多くの大人がエアバスで働いていました。幼い頃からエンジニアリングやデザインに興味を抱き、自分でも「ウォレスとグルミット」に影響を受けてレゴと粘土を使ってストップモーションアニメを作ったりするような子どもに育ったのはこんな環境の影響が大きかったのかもしれません。16歳の時に学校の職業体験でエアバス社を訪れてCADデザインを見て以来CGに対する興味が沸き、3ds Maxを購入して独学で勉強を始め、それ以来どんどんCG制作に夢中になりました。

    CGアーティストを目指して大学はビデオゲームデザインを専攻したのですが、同じ学内で日々CGでデザインを学び、クレイモデルを作成するための専用スタジオまで完備されている自動車デザイン科の学生の姿に強い刺激を受け、CGだけではなく自動車デザインにも強い興味を抱くようになり、大学卒業後は、プロトタイプレースカーやインディカー、そしてF1カーのボディデザインを設計する会社に就職することになりました。

  • リアルレースカー開発からバーチャルの世界へ

    就職した会社で担当したのは、ボディ開発用のコースシミュレーター制作です。レーザースキャンを導入するなど、当時としては先端の環境でコース制作などを行う刺激的な日々を過ごしたのですが、残念ながらそのプロジェクトが解散となってしまいました。

    プロジェクトが解散した後、弟と二人でワーキングホリデーを利用して来日し、ここでもレースカー開発用のコースシミュレーター開発を行っていました。しかし日本で過ごすうちに、実は過去のコースシミュレーション開発でも大きなインスピレーションを受け、そのCGの美しさに魅了されていた「グランツーリスモ」を開発したポリフォニー・デジタルで働きたいと思うようになり、ワーキングホリデーが終了する前にポリフォニー・デジタルの選考に応募し、就労ビザの手配が整えてから再来日し、以来ここで働いています。

  • 前職でも同じコースを担当したことで分かる開発スタイルの違い

    入社して初めて担当したのは、『グランツーリスモSPORT』のサルトサーキットのレーザースキャンデータから路面モデルを作成する作業です。これは偶然なのですが、サルトサーキットは前職でもシミュレーション制作を担当したことがあり、当時は車体デザイン最優先のスケジューリングでコース制作が進むことにフラストレーションを覚えることもあったのですが、ポリフォニー・デジタルではしっかりと時間をかけ、精緻にディテールを作り上げてゆく開発体制が整っていて、両社の開発スタイルの落差に感銘を受けました。

  • 欧米のどの会社よりもオープンで自由な組織

    日本の外から「グランツーリスモ」に憧れていた私にとって、ポリフォニー・デジタルという会社はどこか秘密主義的で、私のような人間が働くことは難しいのではないかというイメージもありました。また、外から見た日本企業はとかく保守的で厳格なものだという印象が強いのですが、入社してみてその先入観は完全に覆されました。私がかつて働いていた欧米企業と比べても、ポリフォニー・デジタルほどオープンで自由な組織はありません。また、私は今もまだ日本語を勉強中で、コミュニケーションに困ることもあるのですが、そんな時にはメンバーが英語を交えてくれたり、英語が得意な方が通訳をしてくれたり、私以外にも困っている人がいればチームの垣根なくみんなが助け合う、とても優しい組織だと思います。

  • こんな方と働きたい

    「ビジョン グランツーリスモ」のような自動車メーカーとのコラボレーション、FIAとのチャンピオンシップに代表されるように、「グランツーリスモ」は他のクルマゲームよりもさらに自動車文化と緊密に結びいた文化と歴史を持ったをブランドで、ここで働いているメンバーはさらに「グランツーリスモ」を高めてゆくためにベストを尽くしています。これから入社される方も「グランツーリスモ」というブランドを理解し、情熱を抱き、そして高めてゆきたいと思う方であってほしいなと思います。

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