Polyphony Digital - ポリフォニー・デジタル Polyphony Digital - ポリフォニー・デジタル

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People 社員インタビュー

CG アーティスト

CG Artist

STAFF INTERVIEW

福岡工業大学短期大学部在学中にインターンシップに参加した後、アルバイトを経て2017年に正社員としてポリフォニー・デジタルに入社。『グランツーリスモSPORT』よりコースチームでCGアーティストとしてコース制作を担当。

  • ピアノ曲のモチーフを絵に描いていた子ども時代

    絵を描くことに関する一番古い思い出は幼稚園の頃の事です。画用紙いっぱいに人の顔を描いていたのですが、どうしても目を水平に描けないことが悔しかったり、周りの子が短冊みたいな形の髪の毛だけで人の顔を描いて、頭の形をちゃんと描かないのが不思議でたまらなかったり……、ちょっと反抗的な子ども時代だったかもしれません。
    小学校から中2くらいまではピアノのレッスンで日々忙しく、あまり絵を描く時間を持てなかったのですが、その時取り組んでいた曲のイメージを絵に描くことがピアノ練習の気分転換になっていました。特に思い入れがあったのは「真夜中の火祭り」というピアノ曲で、私の地元の「都井岬火まつり」のイメージを重ねながら曲を絵に描いていました。

  • モンハン3rdで3DCGに触れ、転校先の美術部でデッサンを学ぶ

    初めてきちんと電子ゲームに触れたのは中学生の時です。ニンテンドーDSやPlayStation®Portableなどいくつかのゲーム機を手にしましたが、夢中になったのは『モンスターハンターポータブル 3rd』です。もちろんゲーム自体も楽しんでいましたが、ポリゴンの裏側の空間をプレイヤーが歩けてしまう裏ワザが、当時ユーザーの間では「裏世界」と呼ばれていて、この裏世界に入ると、3DCGで作られた世界の仕組みを垣間見することができたのが印象的でした。
    中学の頃から学校では美術部に入りたいと思っていたのですが、中学と最初に進学した高校には美術部が無く、結局高2の時に転校するまでは美術部に入る事ができませんでした。転校した学校は芸術科がある関係から美術部の活動もしっかりしていて、ここで初めてデッサン等を本格的に学ぶことができました。

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  • インターンシップを経てポリフォニー・デジタルに入社

    学校の教科では物理と数学が好きだったことと、3DCGを学びたいという気持ちがあったので、プログラミングと3DCGを学べる工業系の大学を探し、福岡工業大学の短期大学部に進学しました。進学とほぼ同時にノートPCとMAYAを手に入れ、思う存分3DCGに取り組める環境ができたのが嬉しかったことを記憶しています。
    短大に入学した年の夏にインターンシップの募集があり、その時初めて福岡にポリフォニー・デジタルのアトリエがあることを知りました。その頃はまだポートフォリオに入れられる3DCGの作品が無く、作品として見せられるものは高校時代のデッサンや油絵ばかりだったのですが、高校時代からリアル寄りの絵を描いていて、いつかフォトリアルな3DCGで世界を作ってみたいと思っていたので思い切って応募してみたら合格し、3週間のインターンシップを経験しました。インターンシップ終了後の冬から短大と並行してアルバイトとして働くようになり、短大卒業後は正社員として入社して現在に至ります。

  • コースチームでの仕事

    実在コース、架空コースを問わず、コース周辺のオブジェクト類と植生を担当することが多いです。通常のオブジェクトと植生では仕組みが異なるのですが、自然物を3DCGで表現することに以前から興味があったので、どちらも楽しく取り組んでいます。
    これまでに担当したものの中で一番印象に残っているのは、アルバイトの頃に初めて担当した、ニュルブルクリンク北コース沿いに配置する商業コンテナです。今だったら何週間かでできるオブジェクトだったのですが、先輩にアドバイスをもらいながらみっちりと3ヶ月ほど作業することができたので、今でもエッジの切り方のような細かい部分まで鮮明に覚えています。また、将来的にはTA(テクニカルアーティスト)を目指しているので、余暇を利用してプログラミングの勉強もしています。

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  • ポリフォニー・デジタルの特徴

    私はインターンシップから始まって、アルバイトを経て正社員になりましたが、学生時代の友人や先輩を見ていると、ポリフォニー・デジタルのような採用を行っている会社はあまり多くないようで、アルバイトに採用された時も就職が決まった時も周囲からとても驚かれた事を覚えています。
    今でもときどき学生時代の友人や先輩と集まることがあり、中には私同様にゲーム制作会社で働いている人もいるのですが、彼らと話していると緻密な取材を行うポリフォニー・デジタルの制作スタイルが独特なものであることが分かります。他の人が取材した資料をもとに、ずっとPCの前に貼りついて3DCGを制作するだけではなく、自分で取材の現地に行き、その場所の空気、色彩、現地の人々の生活に触れることで初めて見えてくるものを表現することができる。これはポリフォニー・デジタルならではの特徴だと思います。

  • こんな人に

    「知りたい」という欲求を常に持っている人に向いていると思います。ゲーム制作、CG制作の現場で知らない言葉に出会った時に臆することなく質問できる気持ちを持ち、日進月歩で進化する新しい技術に出会った時に「これは何だろう?」「あれってどういう仕組み?」と好奇心を持ち続けることができる、知識欲にあふれた人が能力を発揮できる環境だと思います。

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