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People 社員インタビュー

CG アーティスト

CG Artist

STAFF INTERVIEW

大学、大学院で鋳金を学んだ後、2012年にポリフォニー・デジタルへ入社。カーモデリングチームでクルマ制作を担当する傍ら、チームマネージャーとしてアーティストのスケジュール管理なども行う。

  • テレビゲームとともに育つ

    東京の中野で生まれました。テレビゲーム世代なので、小さい頃からずっとテレビゲームに興味があったのですが、両親がなかなか買ってくれず、小学校低学年の頃はアニメのキャラクターやマンガを描いて過ごしていました。

    両親がサプライズでスーパーファミコンをプレゼントしてくれたのが、小学3年生の時です。あの時の興奮は今でも忘れません。「ファイナルファイト」というソフトをいっしょに買ってくれたのですが、弟と夢中で遊びました。この頃から、将来はゲームの仕事がしたいと考えるようになりました。なにか楽しそうに思えたし、ゲームデザイナーという耳新しい響きに憧れたのかもしれません。

  • 大学で鋳金を専攻

    中学、高校になってもゲーム熱は冷めませんでした。高校に進むと「ゲーム制作には美術の経験があったほうがいいだろう」と考えて、美術系の予備校に通い始めます。そこでデッサンや立体制作などに取り組んだのですが、私は水粘土を使うのが得意でした。ならば水粘土が試験科目にある大学を、と考えて、東京芸術大学の工芸科に進もうと決めました。

    浪人はしましたが無事大学に合格し、工芸科で鋳金を専攻しました。鋳物を使った作品に興味を持ち、鋳造について勉強したいと考えたためです。そのまま大学院へ進み、鋳金研究室に所属しました。いっぽうこの時期は長期の休みがあって、その間はオンラインゲームに熱中しました。特に大学4年から大学院入学にかけては「ときめきファンタジーラテール」というタイトルに夢中になって、自宅に籠もるような毎日でした。

    renkin

  • 知人の紹介でポリフォニー・デジタルへ

    大学院2年の時、ポリフォニー・デジタルで働いている知人から、クルマ制作のアルバイトを紹介されました。小さい頃からゲーム業界を志していましたし、正社員への道もあると聞いて、迷わず応募しました。とはいえ、コンピュータグラフィックスなどの知識があったわけではなく、入社してから身に付けました。

    入社した頃は、ちょうど「グランツーリスモ5」がマスターアップの時期でした。カーモデリングチームでスタンダードモデルのホイールの修正を任され、膨大な数のホイールをブラッシュアップしました。それをなんとか乗り越えて、「グランツーリスモ6」の制作に移行した頃に正社員となり、現在に至ります。

  • チームマネージャーとしてスケジュール管理を担当

    「グランツーリスモ6」からは本格的なクルマ制作を担当してきました。最初に作ったのはアバルトの1500ビポスト ベルトーネ B.A.T 1です。以来さまざまなクルマを担当しましたが、中でも思い出深いのはザガート ビジョン グランツーリスモです。デザインやカラーバリエーションの決定に難航し、完成まで長い時間がかかったのですが、その分リリースできた時の感激は格別で、ローンチパーティではザガートの原田則彦さんと「やっとできたね」と喜びあったことを覚えています。

    現在はクルマ制作の一方で、チームマネージャーという立場も務めています。アーティストのスケジュール管理が主な仕事ですが、採用面接やアルバイトの勤怠管理も行い、みんながストレスなく制作に打ち込めるような環境作りに気を配っています。

  • ポリフォニー・デジタルの特長

    働いていて自由な社風をとても感じます。就業時間もフレックスですし、やりたいと思ったことは任せてもらえる文化があります。私自身、クルマのモデリングで入社しましたが、FIA GT チャンピオンシップのトロフィー制作では、大学時代の鋳金の経験が活かせると思い、担当に立候補しました。制作手法やスケジュールを決めたり、昔の恩師や友人に協力を仰いだりして、普段のクルマ制作とは違う視点で取り組んでいます。

    面白い人が集まっているという点も魅力です。山内をはじめ、みんな考え方が柔らかくて、「こうじゃなきゃいけない」という制約がない。いいものを作るには手段を問わない。「グランツーリスモ」に有益なことであれば全部やるという感じです。

  • CGアーティストの募集について

    ゲーム制作に興味があることはもちろんですが、クルマを作りたい、ゲームを媒介として世界を楽しませたいという意識が強い人に向いていると思います。美術大学出身かどうかは、あまり重要ではありません。たとえばコンピュータグラフィックスがものすごく好きで、技術を熱意で補えるような人ならば、積極的にご応募いただけたらと思います。

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