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People 社員インタビュー

オンライン運営スタッフ

Online Events Staff

STAFF INTERVIEW

大学在学中、オンライン運営スタッフのアルバイトとしてポリフォニー・デジタルに入社。2018年に正社員となり、現在は主に『グランツーリスモ7』スポーツモードの運営を担当する。

  • 幼少期、気づけば「クルマ」といつも一緒だった

    クルマとレースが好きだった父の影響で、物心ついた頃からクルマに慣れ親しんだ生活を送っていました。0歳の時に初めて乗ったクルマは父の愛車ポルシェ、幼稚園時代は父の持っていたWRCのDVDを見るのが大好き!という、ちょっと珍しい子どもだったことを覚えています。

    小学校に入ると『グランツーリスモ2』とハンドルコントローラーを買ってもらい、ドライビングを楽しんでいました。とはいえ当時自宅にあったPlayStation®にはメモリーカードが入っておらず、そのためセーブデータを残すことができなかったんです。だからPlayStation®を立ち上げるたび、ゲームは最初からやり直し。それでもお気に入りのユーノスロードスターに乗って、毎回イチからレースにトライする日々でした。

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  • 小さな頃から慣れ親しんだGTの仕事に携わりたい

    その後もGTシリーズは続けていたのですが、私が高校に入学する頃になるとGTはオンライン時代に突入していました。自分も、オープンロビーで知り合った仲間たちとのオンライン対戦に興じるようになり、大学時代になると自身でオンラインイベントを企画し、ロビー内のフレンドと楽しむようになっていったんです。

    空港関係の仕事を志して大学は外国語学部に進んだものの、やはりGTの仕事に携わりたいという気持ちも捨てきれなかった。そんな中、幸いにもポリフォニー・デジタル(PDI)のコーポレートサイトで、オンラインイベントに携わることのできる運営スタッフの募集を見つけ、このチャンスに乗ることにしました。

  • 作品の核となるスポーツモードの担当に

    入社してまず担当したのは『グランツーリスモ6』のシーズナルイベント運営業務。レース条件や賞金額といったデータを入力してゲームに実装したり、イベントの動作をチェックしたりするのが仕事でした。とはいえ入社した2016年当時、PDIはちょうど『グランツーリスモSPORT』制作の佳境にさしかかっていました。自分も徐々に、新作のオンライン制作業務にシフトしていくことになったんです。

    担当したのはスポーツモード。スポーツモードとは、定期的にレース内容が変更される「デイリーレース」と、国別対抗大会「ネイションズカップ」、メーカー対抗大会「マニュファクチャラーシリーズ」で構成される『グランツーリスモSPORT』のメインモードで、GTシリーズ初搭載の機能でした。イベントにまつわるデータ入力や検証作業だけでなく、社内にいる元GTドライバーからあがってくる意見や検証結果を取り込んだり、システムを構築するエンジニアとのやりとりがあったりと、業務の中身もこれまでとは違い多岐に及ぶようになっていきました。入社翌年の2017年には無事『グランツーリスモSPORT』が発売となりましたが、実際にイベントが始まる発売後が、私たち運営スタッフにとっての勝負時。「ネイションズカップ」などのリアルイベントが海外で開催される際には現地に赴いてレース中継のためのセッティングを行ったり、社内にいる時はイベントの準備や検証を行うという、めまぐるしい日々を送ることになりました。

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  • ユーザーがより楽しめる方法を「思考」する

    そんな実績が認められたのか、ありがたいことに2018年には社員登用の話をいただけました。実はこの時、まだ大学に在籍中だったんですが、愛着あるGTを作り上げるこの仕事に大きなやりがいを感じていましたから、迷うことなくこのオファーを受けることにしました。その甲斐あってサポート役だったスポーツモードについても、社員になったあとはさらに任される範囲が拡大。『グランツーリスモ7』ではスポーツモードのメイン担当として、企画力が問われる業務が増えてきました。

    企画力を磨くにはどうすればいいか? それにはやはり「ユーザーの心理をつぶさに知る」ことが重要だと思っています。そのためにも必要なのが、さまざまなデータの検証です。たとえばレース内容によるユーザー数の変化や、参加者のレベルはどのようなバランスになっているかなど、オンラインイベントの開催から取得できる累計データを数値化・分析することで、次のイベント企画に活かしていくんです。また、SNSもできるだけこまめにチェックして、ユーザーの声を常に把握できるようにしています。『グランツーリスモSPORT』はE-sportとしての側面が強い作品でしたが、初めてGTに触れる人から初期作品の頃から続けてくれているリピーターまで、さまざまな志向のユーザーが集まる『グランツーリスモ7』においては、要望もより多様化していくことでしょう。それだけに、今まで以上に多角的にデータを検証しながらユーザーの求めるものをキャッチし、その実現方法を「思考」する必要性が出てくる。運営チームの仕事もますます難しいものになっていくでしょうが、実にやりがいのあるミッションだと思っています。

  • こんな人材と一緒に働きたい

    私が所属する運営チームは、現役レーサーや元GTトップドライバー、レースレポートの専門家、データサイエンティストまで、実にあらゆる人材がいます。こうした多彩なメンバーが集まる週2回のチームミーティングでは、それぞれの異なる立場からさまざまな意見が飛び交い、イベントの改善案や次のイベント運営に役立つヒントが生まれていきます。私は入社当初、専門的な知識は何ひとつもっていませんでしたが、彼らのようなプロたちにもまれることで、今では必要な知識や経験を手にすることができました。

    運営スタッフに必要なスキルは、現場で身に付けることはできます。目の前の出来事をより深く知ろうとする探求心、その努力を維持するための持続力、そして何より「グランツーリスモ」とクルマ文化を愛する気持ちが、PDIをめざす人にとって最も必要とされる…と、思っています。

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