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People 社員インタビュー

CG アーティスト

CG Artist

STAFF INTERVIEW

小学生の頃からCGに興味を持ち、独学で作品制作を始める。専門学校でMAYAを学んだ後、アルバイトとしてポリフォニー・デジタルに入社。2016年に正社員となり、マテリアルライブラリーの整備などに取り組んでいる。

  • トランスフォーマーに夢中に

    佐賀の中心部で生まれ、両親、祖父母、妹という6人家族で育ちました。幼い頃はロボットが好きで、「トランスフォーマー」のクルマに変形するキャラクターに熱中しました。そのおもちゃが欲しかったのですが、誕生日やクリスマスでないと買ってもらえません。しかたなく宣材写真などを見て、レゴで同じようなロボットを作っていました。

     

    テレビゲームにはあまり興味がなかったのですが、小学校5年生の時に父親がプレイステーション2を買ってくれることになり、たまたま店頭にあった「グランツーリスモ4」の同梱セットを手に入れました。グラフィックがとにかくきれいなことと、クルマがたくさん入っていることに驚いた記憶があります。

  • スターウォーズでCGの魅力にはまる

    小学生の時、「スターウォーズ」を観ました。世代的にエピソード1から入ったのですが、2、3と見続けるうちに、「もうエピソード4はあるらしい」と聞き、観てみました。印象は「僕のスターウォーズと違う」。僕の中では、コンピュータグラフィックスが当たり前だと思っていたものがミニチュアで動いていて衝撃を受けました。

    しかしこの体験が「CGとは?」「CGならではの表現とは?」という興味がわくきっかけとなりました。自分でもCGがやりたくなって、動画サイトやブログでいろいろ調べるようになりました。中学生になって自宅に家族共用のパソコンができたので、お金を貯めて「Shade 7 standard」というソフトを買い、独学でCG制作を始めました。本当はキャラクターが作りたかったのですが、このソフトを使ってのキャラクター制作は当時の僕にとって難易度が高く、代わりに建物や部屋を作ったりしていました。

  • 思いもしなかったゲーム業界へ

    高校ではShadeで作品作りを続けるいっぽう、フォトショップでイラストを描くようにもなりました。そのうち知り合いから「業界標準のハイエンドなソフトで、ポリゴンモデリングを中心に学んだ方がいい」と言われるようになり、MAYAの勉強がしたくなりました。大学で広くCGの勉強をすることも考えましたが、とにかくモデリングがやりたかったので、福岡でMAYAを教えてくれる専門学校を見つけ、そこに進むことにしました。

    専門学校には一般課程で2年、さらに研究生としてもう1年在席しました。朝から夜までモデリング漬けの毎日でしたが、同じ目的を持った仲間との作品作りはとても刺激的でした。そのうち就職を考えるようになります。先輩たちには、テレビや映画といった映像関係に進む人が多くて、自分もそんな職種を考えていたのですが、たまたま友達から「福岡にグランツーリスモの会社があるよ」という話を聞きつけました。ゲーム会社は自分でも予想外でしたが、「グランツーリスモ4」の経験が蘇ってきて、応募することにしました。

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  • マテリアルライブラリー担当に

    最初はアルバイトとして入社しました。ちょうど「グランツーリスモ6」の制作が佳境だった時期で、追加メーターの文字盤やNASCARのホイール制作に取り組みました。初めに学んだのは「きれいなデータを作る」ということです。学生の時は表現できさえすればよかったのですが、ひとつの製品として完成させるには、ポリゴンの流れや頂点数、解像度などを考えて、無駄のないデータを作らなくてはなりません。これは勉強になりました。

    現在は、クルマ制作と並行して、マテリアルライブラリーの整備に取り組んでいます。布や革、ブラスティックなど、クルマのインテリアに使われるマテリアルを集めて、汎用的に使える仕組みを作ろうというものです。ロボットに熱中していた頃からマテリアルには興味があったので、自分から手を挙げて担当になりました。最近はプロシージャル化など新たな課題も見つかり、いろいろと試行錯誤している毎日です。

  • ポリフォニー・デジタルの特長

    こだわりの強い人が多いです。こだわりの領域は一人ひとり違うのですが、みんなどこかにこだわりを持って仕事をしていると感じます。自分のマテリアルライブラリーもそうですが、やりたいと思ったことを形にできるチャンスがあります。失敗しそうになったら、アドバイスももらえるし、風通しのいい環境だなあと思います。

    僕は福岡アトリエ勤務ですが、ここの環境も気に入っています。家から会社まではバスで20分程度ですし、フレックスという勤務体制もあって、天神や博多にも気軽に出かけられます。安くておいしいお店がたくさんある、市街から空港が近い、家賃が安いといったことも、暮らしやすさの理由になっていると思います。

  • こんな人に

    僕はもともとCGに興味があり、ツールの知識もありましたが、社内には入社してからPCを覚えたというアーティストもいます。なのでコンピュータやツール類が分からないといった心配はしなくてもいいと思います。

    場合によっては数か月も同じものと向き合う仕事なので、自分の作品作りにこだわりを持っている人に向いていると思います。「時間さえ許せばもっと作り続けたい」「作品のクオリティを高めたい」というような気概のある人に来ていただきたいですね。

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